2022年3月16日に福島県沖で震度6強、3月18日には岩手県沖で震度5強の地震があり多くの被害が報告されています。
被害に遭われた皆様にお見舞い申し上げます。
2021年にも東日本大震災が発生し10年が経過、北部地震からも3年を迎えました。
もはや大地震に遭わない場所の方が珍しい状況です。
日本がどれだけ地震大国なのかというのが理解できると思います。
しかしながら過去の記憶は風化したり、自分はないだろうと安心されている方は多いのではないでしょうか。
いざ地震に遭った時にどうするか、知識もそうですが、事前準備が必要だと思います。
大地震が起こった時の対応法をまとめてみました!
地震がきたらまず、することは?
「すぐにコンロの火を止めて」
「机の下に隠れて」
大地震が発生したら上記のようなことを以前は言われていました。
防災訓練などで身を隠した経験を持つ方は多いと思います。
小学校などでもよく防災訓練やってたのを思い出します。
松山市でも最近防災士を推進しているほど、
防災に関する関心は高くなってます。ただ個人単位で見ると
「玄関を先に開けた方がいい!」「トイレに隠れるのが良い!」なども聞きますよね…
自宅で地震に遭遇した際、対応して頂きたい防災行動を紹介します★
低くかがみこんだ姿勢をとり、大きな揺れに対応!
震度6弱以上の地震がきたとき取るべき行動です。
頭の中ではテーブルなどの下に身を潜めるということ思い浮かべる方も多く、
防災対策が整っていなかったり、住宅の耐震性が劣っていたりしたころの話です。
震度6弱以上の大きな地震に襲われたとき、移動することは難しく、
テーブルの下へ無理に移動しようとすると、逆に転倒などケガをするリスクが増えます。
・物が頭上から落下しない
・家具家電が倒れない
などあらかじめ生活環境を整えた上、
心配がないように大きな揺れがきたときはその場にしゃがみこんで、
防御の姿勢をとりながら体を小さくかがめることを心がけましょう。
揺れが収まった後にコンロの火を止め、
ガスコンロを使用中に地震が発生した場合は
コンロの火を止めることが以前は推奨されていました。
しかし、今は自動でガス供給が遮断されるように大きな揺れを感知してくれるようになってます。
また機器によっては自動消火されるものもあります。
不慮のけがを招きやすいため、大きな揺れに襲われたときには動かずに、
揺れが収まってからコンロの火を消すと認識しておきましょう。
トイレ空間の耐震強度はさほど高くない
以前推奨されたのは、トイレ空間が柱に囲まれた強度の高い空間となっているためでした。
しかし、これもいまは推奨されていません。
地震がきたときにトイレまで移動しようとするとケガのリスクが増します。
住宅の構造上、トイレ空間は柱で囲まれた空間であるとは限らないので、
耐震強度はそれほど高くありません。
揺れによってはトイレの扉が開かなくなる危険性があるので注意しましょう。
正しい避難方法
「地震が来たら避難路確保のため玄関へ」は基本ですが、
どんな場所に皆様のご自宅があるのか、
ご自宅のどこにいるかによって状況は異なりますので、
例えばベランダにいるときに地震がきたら
ベランダが損壊したり、
ガラスが飛散したり、
落下物の恐れもあるので危険です。
すぐさま安全な場所に退避しましょう。
“安全な場所”とは家具家電などの転倒や落下物の少ない、
窓ガラスから離れ、閉じ込められることがない場所の事です。
一般的には玄関ですが、玄関以外にもつくっておくことが大切です。
高層マンションの場合
木造家屋に比べ倒壊する危険性は少ないですが、ドアが開かなくなる可能性があります。
まず玄関のドアを開けることは同じですが、
自宅やそのほかの部屋からのガス漏れや火災が注意点となります。
玄関では外の様子を伺いながら、
もし火災やガス漏れが発生している場合は
余震に注意しながら揺れが収まってから脱出し、エレベータは使用せずに階段で避難しましょう。
災害は”いつか”起きるのではなく、”いつでも”起こりうるのが災害です。
戸建ての2階にいるときにもし地震が来たら
慌てて1階に下りるのは避け、
階段で転倒するなどの危険性があるので、
安全な場所がある2階でとどまりましょう。
1階よりも2階のほうが、倒壊したときは隙間ができやすいためです。
築木造家屋の1階にいた場合、
倒壊の危険があるので、
できるだけ早く屋外へ逃げましょう。
2階にいた場合、2階の安全な場所で揺れが収まるのを待ちましょう。
慌てて1階に降りないようにしましょう。
災害が起こった時、突然体が凍り付いたように動けないことがあります。
とっさに動けなくなる、これを「凍り付き症候群」といいます。
小さな揺れがきたとき、安全な場所に直ちに避難できれば倒壊などに巻き込まれることはないかもしれませんが、
初震で自分の中の”緊急スイッチ”を入れられるかどうか、生死を分ける可能性があります。
地震がきたときすぐに動ける自分であるためには、
凍り付き症候群から脱却し、
いつでもどこでも災害は起きると覚悟して、
日ごろから備えることそして訓練が大切です。
普段から地震の小さな揺れを感じたり、緊急地震速報が鳴ったら、
直ぐに玄関などの安全ゾーンに避難してドアを開けて避難路を確保する習慣をつけておきましょう!!
まとめ
ご自宅の地震発生に備えるための3つのポイント
・安全ゾーンとなる玄関および玄関への経路には物を置かないこと
・家具家電類は複数の器具で2カ所以上を固定する
・家中のガラスに飛散防止フィルムを貼る
明日にもできることから地震対策に備えていきましょう。